きれいな空気の情報(脱・タバコ被害)



タバコの被害のない,きれいな空気の中で「正常」に生きてゆきたい.
そんな切実な想いを込めて,有益な情報を提供します.


最近の一言('03.5〜)


英国ケンブリッジ大学に,仕事で10ヵ月程滞在しました. この大学はオクスフォードと並ぶ英国の名門大学で, カレッジの集合体という面白いつくりをしています. 歴史は古く,例えばキングスカレッジが1441年, トリニティカレッジが1546年創立となっています. 私が滞在したのは,カレッジではなく,University の Engineering Department という部門です.まあ「工学部」ですね. 研究でケンブリッジに行く人は,ケンブリッジ出身でもない限り, 大体はこのように University に勤務します.

それはさておき, そこのたばこ事情はすばらしく「敷地内全面禁煙」です. そもそも,そんなもの吸う人は知識人には少ないのでしょう. 吸う人もごく少数居て, 敷地の正門の外に一応灰皿が用意されており, そこで吸っていました.

昨今,日本の学校(小学校〜高校)も,敷地内全面禁煙を実施し始めています. 素晴らしい事です. 一方大学は,20歳以上の人間が居ることから,全面禁煙がなかなか 進まないようです. しかし,なぜ大学生なのにたばこを吸うのでしょうか? 日本に帰ってきて,学生がたばこを吸ってボケっとしている姿を見る度に, ケンブリッジの学生との差を感じてなりません. ケンブリッジには,ボケっとしている学生など,一人も居ませんでした. たばこが,日本の若者の能力を蝕んでいなければいいのですが. 身体的に限らず,精神的,習慣的なものも含めて.

大学以外でのたばこ事情としては, 英国では夕方からパブにて皆でビールを飲むという習慣がありますが, 残念ながら,パブは実質的に喫煙可能場所となっています. 一応,「Thanks for not smoking at pub」みたいな文言がカウンターに 書かれていたりするんですがね. ちなみに,英国はたばこの値段がとても高いようです.1箱500円以上する ようです.また,パッケージには,「たばこは,ゆっくりとした,苦しい死を もたらします」と,大きな文字で書いたシールが貼られています.


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九工大生協食堂が全面禁煙になりました('01.7)


九工大生協食堂が全面禁煙になりました.これには事情があります. 以前, 大学生なのになぜたばこを吸うのでしょうか? でも書いたように,大学には法的に喫煙を許されていない未成年が在籍して います.にもかかわらず,喫煙を助長するような 「たばこの自動販売機」の撤去の必要性ようやく認められ, この度撤去されることとなりました. それと同調して,食堂も全面禁煙となったのです.

大学生なのになぜたばこを吸うのでしょうか?(〜'01.7)


18歳で入学した時点では,少なくとも法律的には,喫煙していない筈なのに, 20歳になると同時に吸い始めるのでしょうか? だとすれば,大学生程度の教養を持っているのに, 大企業で職場の全面禁煙が実施されているような, 最近のたばこ廃止のトレンドを全く理解していないとしか思えません. 大学生にたばこは不要です. キャンパスは喫煙所除きを全面禁煙で構わないと思います. 少なくとも,たばこの自動販売機は不要でしょう. (酒も売っていないんだし)

たばこ増税について一言('97.12)


国鉄債務の解消に,たばこの税率を上げて利用しようという動きがある ようです(97'12.3).これは筋違いだと私も思います.

しかし,たばこの税は,新たな喫煙者を増やさないためにも, 大きく増税すべきだと考えています.高い税率は, 将来の社会が健全なものに戻れるようにする為に必要なのであって, 決して赤字を解消する目的で税率アップを行なってはならないと思います. そんなことをすれば,税収のための喫煙奨励が公認され,たばこの購買は 納税への協力として良いこととみなされる世の中に逆戻りしてしまいます. また,まかり間違えば不良喫煙行為(場所をわきまえない喫煙,歩行喫煙, 投げ捨て等)を納税の名の下に正当化しようとする輩も出てくることでしょう.

と言うことで,赤字解消財源としてのたばこ増税には反対ですが, きれいな空気を確保するための増税は,どんどん行なってもらいたいものです.


映画・ドラマの喫煙シーンについて一言('96)


常々不思議に思うのは,映画・ドラマに ことです.もしタバコ会社がスポンサーだったとしても,製作側が そんなに媚びを売らなきゃならないならそれはそれで可哀想だし, それが映画・ドラマ作製の正常な姿とも思えません. 監督や担当者の趣味だとしても,日常的にでくわす頻度のそれ程高い とも思えない場面を,妙に詳細に描きたがっているようにしか思えま せん.いづれにせよ,例え CM が無くなったとしても,殆んど同様の 効果のある喫煙シーンの上映には,甚だ疑問を感じてしまいます.
また,NHKドラマでの喫煙シーンも多く,腹だたしい思いです. 日本のけむたい現状を描写したいのだか,何なのだか,よく分かりませんが, 将来廃止されるべきものの蔓延を助長するような行為は,褒められたものでは ありません.
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Norikazu IKOMA - Dec.30, 2003 - ikoma@comp.kyutech.ac.jp.@@